2003~2020年度の川崎医科大学衛生学の記録 ➡ その後はウェブ版「雲心月性」です。
日本衛生学会 65巻4号(2010年9月号)

編集後記


今年は言葉通りのしとしと続く梅雨かって思っていましたら,豪雨が全国で発生して,お亡くなりになられた方や,被災に合われた方も多く,ご冥福をお祈りし,又激励をしていくしかありませんでした。さらに梅雨明けからは猛暑々々の毎日。熱中症でもまた生命を落とされたり,搬送された方が続出したとのこと。こちらもまたお悔やみをお伝えし,お見舞いの言葉を届けるしかありません。グリーンイノベーションとライフイノベーションが国も,多くの地方自治体も掲げる産業育成のスローガンになっていますが,エコと付けさえすれば販売実績が上がるとか,そういえばエコポイントなども,環境を考えるという元々の発想から,いつのまにか低迷する経済の活性化(エコロジーならぬエコノミー)の面ばかりが注目されてしまっている様です。

編集委員長を務める大槻は,図々しくも仙台の学会の懇親会では2曲,オリジナル曲を披露させていただきましたが東北大の若手スタッフ(実際には,そう黒川先生ですが)の方が,YouTube(http://www.youtube.com/internetforpeace)にアップして下さいました。アクセスして「大槻剛巳」で検索してみてください。歌っていうより仙台の懇親会を思い浮かべて下されば幸いです。

仙台での学術大会と云えば,今回の9月号,さらに次回の1月号には,仙台でのシンポジウムや連携研究会の集まりから,お声かけさせていただいて,ご賛同して下さった企画立案そして参加の方々からのシリーズやミニ特集という形のご投稿を頂戴しました。抄録集の内容を更に深めて総説という型式で,残念ながら学術大会自体に,あるいはその時のそのセッションに参加出来なかった会員の皆様に,啓蒙と周知を目的に掲載させていただいております。これまでもEHPM誌やこの日本衛生学雑誌に同様の特集なども掲載されておりましたが,Pubmedへの掲載以来,EHPM誌は投稿数の順調な伸びが見られておりますので,この様な企画からの総説特集は,可能な限り,会員の皆様にお届け出来るようにと,和文誌としてご依頼させていただいたのです。是非,お楽しみ下されば幸いです。

本誌がお手元に届く頃には,秋の色合いも濃くなってきているかも知れません。ただ,今年の猛暑の記憶という意味で,5月号(第65巻第3号)に引き続き,大槻の37年前のオリジナル曲の歌詞をお届けします。タイトルは「夏盛り」いかがでしょう?

元気ですか 夏も盛り 今 夕立が 走りました ほっとするよな 涼しさが あぁ 縁側を 包みます
元気ですか 夏も盛り もう 真っ黒に 焼けたでしょう 小麦色した 君の肌 あぁ アルバムに 残ります
元気ですか 夏も盛り 氷イチゴが 溶けそうです 君にたよりを 出す時は あぁ 指切りも 忘れます
元気ですか 夏も盛り 今 風鈴が 鳴っています 君の歌声 思い出し あぁ 懐かしさ また ひとつ
元気ですか 夏も盛り もう 絵日記は 閉じたでしょう 次の頁は 知らぬまま あぁ 季節だけ 巡ります
元気ですか 夏も盛り 線香花火も 終わりました 君の面影 薄れ行き あぁ 寂しさも また ひとつ
あぁ 寂しさも また ひとつ

(1973.7.3. 補作詞2010.7.26.)

曲ですか? 是非,ご連絡下さい。CD でお渡し出来ますから……(打ち込みと演奏で編曲・演奏・歌唱も全部一人でしています)。

和文誌の更なる充実を求めて,会員の皆様からの玉稿をお待ちしております。

(大槻剛巳)